川崎市では、中小企業者に各種資金を長期・固定金利で融資する中小企業融資制度を設けています。
中小企業融資制度は、市が市信用保証協会、取扱金融機関と協調して行っている融資制度です。
融資制度の特徴は次の3点です。
- 全制度で固定金利を利用可能
- 返済期間を長期に設定
- 市が市信用保証協会の信用保証料を補助して利用者の負担を軽減(一部資金を除く)
川崎市伴走支援型経営改善資金
新型コロナウイルス感染症や物価高騰、令和6年能登半島地震等の影響により経営に困っている中小企業の経営改善を金融機関の継続的な支援によりサポ―トするための融資制度です。
対象者
- 一般枠:売上高等の利用要件を満たしていること
- セーフティネット枠:中小企業信用保険法(4号・5号)の認定を受けていること
- 激甚災害(令和6年能登半島地震):災害救助法が適用された地域内に事業所を有し、かつ、激甚災害を受けたこと
メリット
国補助後の信用保証料率を市がセーフティネット枠50%、一般枠20%補助します。信用保証料率や期間は市ホームページでご確認ください。
- コロナ関連融資からの借り換えも対応
新型コロナウイルス感染症対応資金(無利子・無担保融資)なども借換対応
100%保証分は100%保証で借換可能です。 - 売上高のほか、売上高総利益率と売上高営業利益率も利用要件の対象です。
- セーフティネットの4号・5号も対象
中小企業信用保険法の4号・5号の認定を受けた場合も利用できます。
創業支援資金
これから創業する方や創業して間もない方のためのアーリーステージ対応資金、女性・若者・シニア起業家支援資金などがあります。
対象者
女性・若者・シニア起業家支援資金の若者は30歳未満、シニアは50歳以上が対象
メリット
- 信用保証料の本人負担がゼロ
川崎市と川崎市信用保証協会が協調し、所定信用保証料率年0.8%のうち、0.5%を市が補助、0.3%を川崎市信用保証協会が引下げ、信用保証料の本人負担をゼロとします(一部資金を除く)。 - 利率年1.9%以内と低めに設定
自己資金がない場合でも、年1.9%以内です。
(自己資金が1/3以上ある場合は年1.8%以内、自己資金が1/2以上ある場合は年1.7%以内) - 中小企業診断士による企業診断でスタートアップを支援(省略要件あり)